外国為替の基礎知識
ForeignExchange、略してFXですが、外為市場は24時間眠ることのないある意味エキサイティングな世界です。為替レートは常に変動しているので、取引チャンスが豊富にあるのです。
株式投資と違って自由自在な取引が可能！
1998年に改正外為法が施行されて以来というもの、個人投資家の間では歴史が浅いにもかかわらず、FXは資産運用の主要な方法として、多くの人から支持を受けています。
何と言ってもレバレッジの仕組みを利用出来るのが大きいのでしょう。少額の資金でも自由な取引戦略によって様々な自在なトレードができるようになり、トレード方法次第では、誰でも収益をあげられることが可能になります。その逆に大損する可能性もあるのでリスク管理を徹底しながら取引を重ねていくことが重要になるということを覚えておきましょう。
資産運用のポイントとは
FX取引をする上で利益を出せるような投資家になる方法とそのポイントはシンプルで以下の2つです。
1. 為替差益
安値で買って高値で売る、又は高値で売って安値で買い戻すというふうに、マーケットの上下動を賢く利用して収益をたたき出します。
2. 通貨間の金利差（スワップポイント）
円などの金利の低い通貨を売って、豪ドルなどの金利の高い通貨を買うことで、年間数パーセントほどの金利を得ることができます。
FXとレバレッジ
自己資金である証拠金を担保に、証拠金の数倍〜25倍の金額の資産運用ができるようになるというのがFXの特徴の一つであることは既に知っていると思います。
この特質を利用して、どのような取引を行えば良いのでしょうか。証拠金率が10%の時の具体例を参考にして解説していきます。
1ドルが120円の時に1万ドルを購入する場合、銀行の外貨預金など通常の取引だと120万円の元手が必要となりますよね。一方、FXでは、120万円の取引を行うには必要証拠金はその10%、つまりは12万円の元手で取引を実行出来るようになるということです。
| 通常取引 | FX(外国為替証拠金取引) |
|---|---|
| 120万円の手元資金が必要 | 12万円の手元資金で取引可能 |
元手が小さくても大きな金額分の取引をして多くの差益を得られることが、FXの大きなメリットなのです。「レバレッジ効果」を上手く利用する人ほど大きく儲けられるというわけです。
また、下の例の場合、12万円を元手にして1ドル120円の時に1万通貨を買い、その後129円になったときに売却すれば9万円の利益を受け取れるのです。予想通りに行けば倍近い利益を出すことが出来ます。
